麻雀のベスト和了3 珍しいダブル立直編

今回はダブル立直が複合した珍しい満貫・跳満です。そもそもダブル立直自体が珍しいんですけどね。親は配牌時点、子は第一ツモで聴牌していないといけませんから。

9翻編の記事でも書いていますが、もし宣言したとしても待ちの形が悪かったり、他家にあがられたり、ロン・ツモができないまま流局してしまったりといったリスクがあります。運よく和了できたとしても、ダブル立直のみの2翻だけの場合もあります。なので待ちの形をより良くするために、あえて宣言しないという選択も全然アリですね。

 

【東1局0本場/東家/門前/ロン】第3位:ダブル立直 河底撈魚 ドラ2 5翻 満貫 12000+3000

最後まで持ち堪えての和了です

待ち牌:八索

順位としては3位ですが、和了した時の嬉しさはこれが1位です。親だったので最初の牌で宣言し、その後4巡目で上家が立直、11巡目で下家が立直宣言。待ちの形も悪く、あがるのは無理かな?と思ったら河底牌が運良く当たりになりました。

ちなみに雀魂にはローカル役として「石の上にも三年」というのがあり、「ダブル立直と海底撈月または河底撈魚を複合させると役満になるそうです。なので実質これは役満和了したようなものですね。

 

【東2局0本場/北家/門前/ツモ】第2位:ダブル立直 門前清自摸和 断么九 三暗刻 6翻 跳満 12000+1000

立直宣言しなければ、三色同刻あるいは四暗刻が狙えましたね

待ち牌:五索・八索

配牌時点で三暗刻が確定しており、両面待ちかつどちらでも断么九がつくという、ダブル立直がついた役の中では2番目に美しい形でした(1番良かったのは9翻編の時に紹介したダブル立直・一気通貫混一色の複合)。

六萬と六筒が暗刻になっており、3巡目に六索をツモっていたので、ここで立直をかけていれば四暗刻聴牌でしたね。で、この後にどちらかをツモれば四暗刻、四萬ロンは立直・対々和三暗刻・断么九で跳満、六索ロンは三色同刻も加わるので倍満でした。

でも個人的にダブル立直と三暗刻の複合が見たかったので立直を宣言。ロンだと満貫止まりでしたが、ツモれたので跳満までいけました。門前での三色同刻も見たかったけどね。もしも次、同じような形で聴牌したら狙ってみようと思います。狙えたらの話ですが。

 

【東1局0本場/北家/門前/ロン】第1位:ダブル立直 純全帯么 ドラ 6翻 跳満 12000+1000

こちらも立直宣言しなければ、清老頭が狙えていたかも?

待ち牌:七筒

こちらも「待ちは悪いけど、珍しい役同士(ダブル立直と純全帯么)の複合が見たいなぁ!」という個人的な考えから立直をかけました。結果として裏ドラも乗ったので跳満までいけたんですが、よく見たら九筒を2回連続でツモ切りしてますね。

一萬が暗刻になっており、立直をしなければ九筒も暗刻になっていた。九索が対子で、九萬と一筒が1枚ずつの、4巡目にして10枚もの老頭牌が揃っていたわけです。4巡目で対面が九索を捨てているからそこでポンした場合、順番はズレるけど九筒もポンできて…でも上家が一筒を2枚捨ててるから一筒を刻子にするのは難しいか?九萬と一索をツモることに賭けてみるか?

とまあこんな感じで、コメントにも書いてあるように清老頭も狙えたんですが。前回の記事にも書いたように、清老頭は既に和了経験があります。個人的な考えの方が勝ったのと、純全帯么は僕の好きな役の1つなので1位にしました。

 

以上、珍しいダブル立直のベスト和了3でした。

前回に引き続き、この記事を書くにあたってもう1個だけ候補があったんですが、「複数回達成した」という理由で除外しています。それはダブル立直・一発・門前清自摸和での和了。ここに断么九やドラが加わって満貫または跳満にいったものが合計で3回ありました。

これも回数で言えば、役満御三家より少ないから全然珍しいんですけどね。如何せんベスト3が強すぎた。今回紹介した組み合わせは、もう今後出ないだろうって思ってるし…麻雀を始めて1年ちょっと経ちますけど、この1年で4〜5年分の運を前借りしているような気がしてきました。

次回は3倍満です。11翻と12翻が対象ですが、この2つは達成した回数が少ないので、まとめて「3倍満 11翻・12翻編」というタイトルにしていきます。