麻雀のベスト和了3 ドラ爆編

今回はドラが集まりまくって、倍満や三倍満を超えた「数え役満」まで行った和了です。共通点として、「門前状態であり立直をかけていること」「暗槓を1回以上しており、刻子の割合が高め」が挙げられます。

前者に関しては、立直をかけて和了した場合裏ドラも見ることができるからです。見るまでは何なのか分かりませんが、もし乗った場合は裏ドラも翻数に加わるので、その分得点が上乗せされます。

後者に関しても同じように、暗槓をした状態で立直をかけて和了した場合、槓裏も見ることができます。大抵は裏ドラも槓裏どころか、ドラ・槓ドラも乗りません。…が、ごく稀にそれらを(主に刻子で)手牌に持っておりドラが大量に発生することがあります。

これがドラ爆と言われるものであり、今回紹介するものになります。

 

第3位:立直 河底撈魚 対々和 三暗刻 ドラ9 15翻 32000+2000 【東1局0本場/西家/門前/ロン】

ロンでもツモでも役満という地獄

待ち牌:七萬・北

中盤で四暗刻一向聴。しかしそこからほぼ筒子しか来なかったので全てツモ切りしており、終盤でようやく聴牌しました。待ち牌がそれぞれ1枚ずつしかありませんでしたが、河底牌が当たりだったためロン。

コメントにもあるように、七萬か北をツモっていれば四暗刻なので役満になります。結果オーライではあるものの、ドラ・槓ドラ・槓裏がそれぞれ3枚ずつ乗ったのでドラ9。合計15となり、ロンでも役満になるわけですね。

立直をかけていなくても河底撈魚 対々和 三暗刻 ドラ6で三倍満でした。子の三倍満は24000なので、この和了でも上家は0点になり終了です(立直をかけているため)。

 

第2位:立直 一盃口 ドラ11 13翻 32000 【東1局0本場/南家/門前/ロン】

オーバーキルにも程がある

待ち牌:三索・六索

順位としては2位ですが、単純にドラの数で競うならドラ11が一番です。

まず九筒を暗刻にしているのでドラ3、次に赤五索を持っているのでドラ1、そして六萬を暗槓しロンしたところ裏ドラが3つ、槓裏が4つ加わったので合計11に。立直と高目の出上がり(一盃口)もついたので合計13となり、数え役満まで行きました。

また画像をよく見ると上家もロンしているので、ダブロンになります。この場合、立直棒は上家が総取りのルールです。なので32000の後に立直棒分の+3000はついていないんですね。どっちにしろ、東一局での数え役満のロンは放銃した側が問答無用でふっ飛ぶので、関係ないですが。リアルで同じことになったら

対面「6巡目で立直をかけたら飛んだんだが?」

僕「ドラがたくさん乗ったからね、仕方ないね」

って言いそう。

 

第1位:立直 門前清自摸嶺上開花 三暗刻 ドラ10 15翻 32000+2000 【東1局0本場/南家/門前/ツモ】

ドラが6つもありますよ

待ち牌:三萬・六萬

ドラの数としては2位、翻数としては3位と同じですが、翻数・美しさ・珍しさを考慮してこちらを1位にしました。

他にも上家が4巡目で立直をかけたにも関わらず、手を進めていけたこともポイントです。最初は放銃しないように現物や安全と思われる牌を捨てていましたが、両面待ちで聴牌(途中で四筒を暗槓)。これでロンされてもまあいいかの気持ちで立直をかけ、四索を引いてきたため2度目の暗槓をしたところ、三萬をツモりました。

門前での和了だったのでドラと槓ドラが3つずつの合計6つ。このうち手牌には、一萬・三萬・五萬・赤五筒・四索の5種類、合計でドラ10。他に嶺上開花三暗刻などの役がつき、合計で15になりました

この「15翻」というのは、現時点での最大翻数タイとなります。上記の3位もそうですし、ここでは紹介しませんが以前「南 發 中 立直 一発 対々和 三暗刻 混一色 ドラ3」の15を達成しています。

 

ちなみに麻雀には青天井ルールというのがあり、これだと何点になるのか計算してみました。

麻雀の得点計算 - Wikipedia

副底20符+中張牌暗槓32符(16符×2)+么九牌暗刻8符+ツモ2符=62符、切り上げて70符。子の70符15翻ツモは9175100ー18350100の、合計36700300点です。子の役満を1000回やったとしてもまだ届かないのか…恐るべし。

 

以上、ドラ爆編の紹介でした。

次回は得点記録編です。配牌や自摸の運が良い状態が続くと連荘となり、他家の点数がどんどん削られていきます。例えるなら、宮永照の連続和了から「得点が徐々に高くなっていく」能力だけが抜けた感じですね。

和了ではないので、タイトルは少し変えていきます。