晩ごはん

食事の記事を書くのは半年ぶりです。書く頻度があまりにも低いため、ブログを再開してから2年経つのにこれでまだ5回目なんですよね。月に1回でも食事とか、以前やっていたブログのお題に関する話題などを書いていけば、投稿頻度も上がるんですが。

さて、今回の飯は松のやの「ロースかつ定食豚汁セット」になります。

カツも豚汁も美味しいんだよな

普通にこのメニューを注文しようとすると890円(定食690円+豚汁200円)かかるんですが、いつものようにアプリのクーポンで割引。定食が600円、更に豚汁が半額だったので100円、合計で700円でした。

また、店で配布しているクーポン券も使用。今回はコロッケです。公式サイトにコロッケ1個は90円とあったので、それも含めると実質980円の料理を700円で食べられたことになります。いや〜お得過ぎるでしょ!

更に定食の場合はご飯大盛り無料だったり、ご飯や味噌汁のおかわりが無料だったりするので、そうした場合はもっとお得に食べられることになります。まあこれは前回も言及していましたが…それくらいお勧めしたいんですよ、この「松のや」という店を。

 

今までこの店ではカツ系の定食とカツ丼は大体食べてきましたが、全部美味しかったんですよね。一度だけ唐揚げ定食も注文したことがありましたが、こちらは割引になることはないので、ちょっと値段は高めでした(830円)。700〜750円ならもう何度かは頼んでたかも。個人的には、700円前後が外食にかけられる目安ですね。

特命戦隊ゴーバスターズ 視聴

2012年2月〜2013年2月にかけて放送された、特命戦隊ゴーバスターズの視聴が完了しました。

 

【概要】

  • 放送形態:4クール
  • エピソード:全50話
  • ジャンル:特撮テレビドラマ
  • キャッチコピー:「バスターズ レディゴー!
  • 話数カウント:Mission ◯◯(数字)、最終話は「Final Mission」
  • サブタイトルの法則:特になし
  • 視聴方法:YouTube(2025年2月〜7月に配信)

 

戦隊の変革をテーマにした異色作

【イントロダクション(Amazon紹介サイトより)】

13年前──人里離れた研究所のスーパーコンピューターにバグが発生。意思を持って暴走し、人々を襲ってきた。人類は大きな犠牲を払い、研究所ごと亜空間に転送、当面の危機は回避された。

しかし、亜空間に転送されたメサイア率いる”ヴァグラス”は完全に滅びたわけではなく、この世界と人類を支配するため密かに体制を整えていたのだ。そして人類も、ヴァグラス襲来に備え、「特命戦隊ゴーバスターズ」を結成していた。

事件から13年──時は新西暦2012年(N.C.2012)。都市生活を支える新エネルギ”エネトロン”を狙い、ヴァグラスが出現。今こそ出撃の時!人々を守る特命を帯びて戦う”ゴーバスターズ”が、相棒の”バディロイド”とともヴァグラスに立ち向かう!

 

すみません、また前回の更新から2ヶ月以上という長い空白期間が空いてしまいました。毎回「時間が経つの早くない?」と思いながら書いてます。去年は19本でしたが、今年はこれを含めてまだ15本…年初に「30本を目標」とか「8月はもう2〜3本は投稿したい」とか言ってた自分はどこへ行ってしまったのでしょうか。

さて、今回はスーパー戦隊シリーズ第36作・特命戦隊ゴーバスターズの感想になります。前作の海賊戦隊ゴーカイジャーが「戦隊の総決算」だったのに対し、今作は「戦隊の変革」を目指したものであり、それまでの戦隊ではあまり見られなかった要素が意図的に取り入れられています。

 

全体的な感想

従来のスーパー戦隊でお約束だった要素をなくし、徹底したリアル路線を貫いていた作品でした。例の1つとして、怪人と巨大怪人との戦闘が並行して行われるという斬新な戦闘フォーマットが挙げられます。

今作では怪人は「メタロイド」、巨大怪人は「メガゾード」という名称があり、これまで通り怪人を倒していくのですが、流れが異なります。順序としては

①敵幹部がメタウイルスを物にインストール

②メタロイドが生成されると同時に、亜空間からメガゾードが転送される

③転送までの時間はまちまちだが、概ね短いので同時に戦わなければならなくなる

といったところ。もちろんどちらも放っておくと被害が甚大になるため、どちらか片方だけ対処した後にもう片方を対処する…なんて事は許されません。戦力が分散されるため一筋縄ではいかず、「どうすればこの状況を打開できるのか?」「誰がどのように敵を倒していけばいいのか?」という戦略的な視点が求められます。これだけでも、本作が目指した方向性の鋭さが伝わってきますね。

 

良かった点

上記のリアル路線もそうですが、シリアスな話も多めです。

主人公たちは13年前のクリスマスに起きたある事件に巻き込まれ、ゴーバスターズに変身できる事と特殊能力を持つ代わりに、ウィークポイントと呼ばれる弱点も持つようになりました。具体的には以下の通り。

人物 能力 ウィークポイント
桜田ヒロム / レッドバスター スピード特化 鶏を見るとフリーズする
岩崎リュウジ / ブルーバスター パワー特化 能力を使い過ぎると熱暴走する
宇佐見ヨーコ / イエローバスター 脚力特化 定期的に甘いものを摂取しないと動けなくなる

もちろん戦闘中も発動は起こるので、これで戦力が減ってしまう事もあります。考えなきゃいけないことが多過ぎる…。

また、彼らを支えるバディロイドとの掛け合いシーンも必見です。単なるサポートメカではなく、人格を持った相棒として時には支え合い、時には傷付きながら成長していく。担当声優とスーツアクターの演技相性も抜群であり、二人で一人のバディものとしてのヒーロー像を確立していました。

 

気になった点

一方でとっつきにくい点もあります。エネトロンやメタウイルス、亜空間といった専門用語が飛び交い、物語の構造も複雑。技術班や基地・ロボットの細かな描写もあるため、従来の戦隊シリーズが持つ「気軽さ」や「分かりやすさ」を期待して視聴した層──特に低年齢層の子供たちにとっては、少々ハードルが高かったかもしれません。毎週ワクワクするというよりは、じっくりと積み重ねるタイプのストーリーなので、こればかりは仕方ないです。

また、戦闘中(特にマスクアップのシーン)ゴーグルの部分に、撮影スタッフやカメラが反射して映り込んでしまうシーンが散見されました。水泳で選手が付けているミラーゴーグルのような素材なので、はっきりと映るんですよね。見方を変えれば、ある意味これもリアル路線と言うべきなのかもしれませんが。

 

点数

85点

スパイアクション、SFドラマ、そしてバディもの。これらの要素と独自の世界観が合わさった結果、視聴時における「これはどうなるんだ?」という緊張感はなかなかのものでした。特に中盤における亜空間への突入と終盤のクリスマス戦及び最終決戦は、絶望からの激アツ展開でかなり見応えのあるものになっています。子供騙しではない、本気のドラマを求める大人達の心にこそ深く突き刺さることでしょう。

確かに万人受けするタイプの作品ではありません。しかし、もし特撮に「リアル」や「深み」を求めたいならば、ぜひゴーバスターズを視聴してみてください。きっとこの作品でしか味わえない感動や魅力が出てくるはずです。

 

以上、特撮「特命戦隊ゴーバスターズ」の感想でした。

余談ですが、上記にもあるようにこの作品は放送時点から見て「13」年前に起きた事件が全ての始まりでした。中盤から登場するメサイアカードも全部で「13」枚。今回、僕がYouTubeで本作を改めて視聴したのは2025年で、本作が放送された2012年から「13」年後にあたります。また、今年の5月にNHKで放送された全スーパー戦隊大投票において、「13」位にランクインしています。

13という数字に運命を感じた瞬間でした。

仮面ライダービルド 視聴

2017年9月〜2018年8月にかけて放送された、仮面ライダービルドの視聴が完了しました。

【概要】
  • 放送形態:4クール
  • エピソード:全49話
  • ジャンル:特撮テレビドラマ
  • キャッチコピー:「2つのボトルでベストマッチ!」「さぁ、実験を始めようか。」
  • 話数カウント:第◯◯(数字)話、事前に数式の表示あり
  • サブタイトルの法則:カタカナが入る
  • 視聴方法:YouTube(2025年2月〜7月に配信)

とにかくラスボスがしつこ過ぎた
【イントロダクション(公式サイトより)】

すべての始まりは10年前だった─。

火星から持ち帰ったパンドラボックスから放たれた光によって地面が隆起、巨大な壁スカイウォールとなって日本列島は3つに分断された。

3分割された地に誕生した3つの首都、北都、西都、そして東都...。

パンドラボックスの謎の解明を進める東部で、桐生戦兎は闘っている。失った自らの記憶を取り戻すため。

未確認生命体スマッシュが跋扈ばっこする東都で、闘っている。人類の平和を守るため、仮面ライダービルドに変身して...。

「さあ、実験を始めようか」

2本のボトルをベルトに差し込み、レバーを回す。

ラビット!タンク!ベストマッチ!

「変身」

物理学で敵の攻略法を素早く分析。

「勝利の法則は決まった」

ボトルをチェンジ、ビルドアップ!そしてライダーキック!

パンドラボックスの謎を解明し、自らの記憶を取り戻せ!すべてのカギを握る男・万丈龍我との逃亡と闘いの旅が今、幕を開ける!

先日、Chat GPT-5が発表・リリースされましたね。僕はGPT-3.5の時代からずっと無課金を貫いていますが、1日あたり数回、もしくは使わない日もあるので全く問題ありません。AIで副業してお金を稼ぐのであればある程度の投資は必要ですが、日々の仕事で精一杯なのでね。

さて、話を戻します。テクノロジー(?)繋がりということで、平成仮面ライダーシリーズ第19作のビルド。前回はWの感想でしたが、こちらも2つのアイテムを使って2色メインのライダーに変身し、様々なフォームチェンジがあることが共通しています。そう言えば見た目も似てるような…意識している部分はあるのかもしれませんね。

 

全体的な感想

平成2期のライダーシリーズの中でも挑戦的と呼べるのではないでしょうか。世界観からして、それまでの作品(W〜エグゼイド)とは明確に別世界となっており、人体実験や怪人による殺害シーンも積極的に取り入れられていました。

記憶喪失の天才物理学者・桐生戦兎の秘密や、相棒である万丈龍我を含む様々なキャラクターとの掛け合い、散りばめられた伏線。物語のスケールは段々と大きくなり、やがて国や世界の存亡をかけた戦いになっていきます。

もちろんシリアス一辺倒ではなく、コミカルな描写やネタになるシーンも時折挟まります。特に第2話以降にある最初の30秒ほどのあらすじ紹介は登場人物が掛け合いで行うのですが、キャラ崩壊やメタ発言しまくりのギャグテイスト。ここだけなら見る作品間違えたかな?と思うほどです。

 

良かった点

斬新な設定と、連続したシナリオ展開の構成が魅力的でした。火星から持ち帰ったパンドラボックスが発生させたスカイウォールによって、日本が3つの国に分断されていること。それぞれの国で仮面ライダーが軍事兵器として採用されていること。中盤からは他国との戦争及び侵略の描写があり、多くの犠牲者が出ているためより重みのあるドラマとなっています。特にハザードフォーム登場回は、主人公の暴走とそれによって生まれた悲劇が印象に残りました。

また、作品の要の1つである音楽も完成度が非常に高かったです。メインテーマを含め疾走感や緊張感がとにかく素晴らしく、何度でも聞きたくなるカッコよさ・クールさがありました。YouTubeで「Build OST」と検索すると、作中で使われたBGMの一覧を視聴することができます。

この動画で改めて聞いてみた時、何となくワールドトリガーっぽいと思ったら、全く同じコメントをしている人がいました。どうやら作っている人が同じ川井憲次さんとのことで納得。僕の見た作品だと、機動戦士ガンダム00も(直近だとウマ娘 シンデレラグレイも該当)川井さんのようです。

 

気になった点

序盤から登場しており、ラスボスでもあるエボルトとの戦いが後半のメインになるのですが、こいつがまあ強過ぎた。圧倒的な力で全てをねじ伏せ、狡猾な策略を張り巡らすシーンが幾度となく描写されます。確かに面白くもあったけど、それが最大のネックでもあったように感じました。歴代仮面ライダーシリーズでもここまでしつこい敵キャラは、後にも先にもこいつぐらいしかいないでしょう。

また、中盤以降はライダー同士のバトルがメインになり、本作の怪人であるスマッシュの種類が減ってしまいました。出たとしても既存個体の強化版(色違い)というパターンが多かったため、新鮮味はなかったですね。これはシナリオの構造上仕方ありませんが、スマッシュとの戦闘を期待する視聴者にはやや物足りなかったのかもしれません。

 

点数

80点

濃厚なストーリーやキャラクターの描写、映像や音楽などは高評価ですが、ラスボス戦の長期化やそれに伴うワンパターンな展開など、演出面で惜しい部分が見られました。最高傑作とまでいきませんが、心を揺さぶられ、考えさせられ、熱くさせてくれたのは間違いありません。そうした部分を考慮しても、この作品には十分に価値があると言えるでしょう。

 

以上、特撮「仮面ライダービルド」の感想でした。

なお、【概要】の話数カウントに書いてある「事前に数式の表示あり」については、以下のサイトで詳しく知ることができます。興味のある方はぜひご覧ください。

次回は同じくYouTubeで配信していた「特命戦隊ゴーバスターズ」の感想になります。遅くとも今月中には書く予定…というか、今年に入って月に3回以上書いているのが1度(2025年1月)しかないですね。8月はもう2〜3個は投稿したいところです。ネタは十分にあるので。

ワイヤレスイヤホンを買いました

毎年7月はプライム会員限定でAmazonプライムデーが開催されます。去年はPS5の拡張SSDでしたが、今年はワイヤレスイヤホンを購入しました。

Apple AirPods Pro 2(USB-C)です。

これで僕もワイヤレスイヤホンユーザーとなりました

僕が購入したのは↓のものとは異なり、プライムデーの期間中は専用のURLが用意されていました(そのURLを貼り付けようと思ったのですが、なぜか文字化けのリンクになっていたので外しています)。

本来は39800円するのですが、期間中は10000円引きの29800円ということで、「ワイヤレスデビューするなら今がチャンスでは?」と考え購入。そして数日前に届き、そこから5〜6時間ほど使ってみましたが、これがまあ凄いものでした。以下、簡単ではありますが使ってみた感想を書いていきます。費用の元は去年に引き続き、夏のボーナスです。

 

コードがない

「ワイヤレス」なので当然コードの部分がありません。そのため、絡まっている状態から元に戻すために時間がかかることもなければ、引っ掛かって邪魔になるといったこともありません。ある程度の距離が離れていてもOKなので、机にパソコンやスマホを置き、音楽をかけた状態で布団に横になったり、部屋の掃除ができたりします。

 

アクティブノイズキャンセリング

個人的にはこれが一番感動しました。このモードにした瞬間、周りからスッと音が消えます。部屋の中だとエアコンや空気清浄機、音を立てていますが、それが綺麗さっぱり無くなるんですよね。

一方で音質は有線のものと大差はありませんでしたが、音量を上げる必要はあります。ただその調節も、ステム部分を上下にスワイプするだけなので問題なし。

 

自動切り替え

上記で紹介したノイズキャンセルモードと、周囲の音が聞こえやすくなる外部音取り込みモードがあるのですが、これも自動で切り替えてくれるんです。

例えばこれを付けたまま他人と会話する時には、声だけを自然に拾ってくれます。いちいちイヤホンを外す必要もないため、会話がスムーズに進むんですよね。もちろん自分から話しかけた場合も同様です。

 

以上、夏のボーナスでAirPods Pro(USB-C)を購入し、使ってみた感想でした。

これからもボーナスが出る夏と冬の時期は、「これ買いました」という内容の記事を書くかもしれません。去年の冬は特に何も大きな買い物はしなかったけど、今年以降は色々と買うことになりそうです。

具体的にはSwitch 2とかiPhone 17とかApple Watch Series 11とか…。全部で25万くらいか?流石にこれだけ一気に使うのはまずいので、iPhoneは分割払いになりそうです。

仮面ライダーW 視聴

2009年9月〜2010年8月にかけて放送された、仮面ライダーWの視聴が完了しました。

 

【概要】
  • 放送形態:4クール
  • エピソード:全49話
  • ジャンル:特撮テレビドラマ
  • キャッチコピー:「俺たちは / 僕たちは、二人で一人の仮面ライダーさ」
  • 話数カウント:第○○(数字)話
  • サブタイトルの法則:○○/××(○○にはアルファベットが入る)
  • 視聴方法:BS松竹東急(2024年10月〜2025年6月に再放送)

初心者でも楽しめる作品です
◇◆◇イントロダクション(Amazon紹介サイトより)◇◆◇

エコの街「風都ふうと」。風が豊富に吹く土地で、いたるところに風車が回っている。一見平和に見えるこの理想都市の裏側では、奇妙な犯罪が横行していた。

ドーパント」…USBメモリのようなアイテム「ガイアメモリ」を突き刺すと人間は、そう呼ばれる超人になるという。

ドーパントが起こす奇怪な事件の数々に、左翔太郎とフィリップが立ち向かう。二人は、「ふたりでひとりの仮面ライダー」なのだ!!

 

また1ヶ月以上放置してしまいました。この1ヶ月であったことと言えば、

①ようやく親知らず関連の問題が終了した→現時点で特に問題はなし

②3年目なのにボーナスがそれほど貰えなかった→税金取り過ぎじゃないか?

Amazon Prime Dayで買い物をした→セールで割引してるし買いたくなるよね

くらいです。③については何を買ったのかや、使ってみた感想などを記事にしていきます。②については、2〜300文字くらいの愚痴をダラダラ書くだけになるのでやめました。

 

さて、話は変わって前回に続き特撮感想の記事です。今回は平成仮面ライダーシリーズ第11作のW。数々の名作が生まれたこのシリーズですが、放送終了から15年近く経った今でもなお、高い人気を誇る作品となっています。この続編が漫画になって、それがアニメ化、昨年は劇場アニメも上映されたくらいですからね。

 

全体的な感想

自称ハードボイルドハーフボイルド探偵・左翔太郎と地球ほしの本棚という能力を持つ謎の少年・フィリップ。2人の出会いから始まり、時には反発し、時には支えになりながら仮面ライダーとなって風都を守り続け、やがて唯一無二の「相棒」になっていきます。

探偵ものという設定から依頼者が来る→事件が起こる(または既に起こっている)→事件の謎を解く→犯人を退治して解決、というのが大体のパターンですが、このシナリオが凄く良くできているんですね。それらの中でガイアメモリの謎登場人物の過去、裏で進行していく敵組織「ミュージアム(園咲家)」のドラマなどが上手い具合に組み込まれており、散りばめられた伏線もきっちり回収しています。物語としての区切りを迎える第48話は、感動すること間違いなしでしょう。

 

良かった点

2人で1人に変身することや、左右で色が違うデザインは中々のインパクトがあるものの、途中で気にならなくなります。何故なら劇中で動く姿がスタイリッシュでカッコいいから。相手によってどのメモリを使えばいいのかというのは、視覚的にも戦闘スタイルにも明確な違いが出ているため、分かりやすかったです。

またバイクシーンも最近の作品と比べると、(クウガ〜剣ほどではないにしろ)乗る回数も時間も全然違って見所があります。この頃はまだ規制が緩かったのかな?ライダーなんだからこれくらいはあってほしいよね。

本当に、何回見ても飽きないし面白いです。2009〜10年当時、小6〜中1だったリアルタイムでの視聴、2018年〜19年と2022年にYouTubeでの配信にて視聴、そして今回のBS松竹東急での視聴。つまり4周ということで、仮面ライダーシリーズの中で最も多く周回していることになりますね。このうち2周目に関しては、今のボリュームほどではありますが書いています。

おそらく今後放送・配信されることになったとしても5周目・6周目…と見続けることでしょう。

 

気になった点

基本的に2話完結(最終話のみ1話完結)のスタイルが続いていくのですが、中盤のエピソードではちょっとマンネリっぽくなってしまったかな?と思うことがありました。とはいえ決して無駄ではなく、物語としては進んでいるため些細な点に過ぎません。

またCGやエフェクトの技術が時代を感じる部分はあります。こちらも15年以上前の作品であるため仕方ないことであり、これによって作品全体の面白さを損なうというわけではありません。CGでやらないと出来ないシーンもあるからね。

 

点数

90点

文句なしの傑作です。

「2人で1人の仮面ライダー」という斬新な設定から始まり、綿密に作り込まれたシナリオや設定、味方も敵も個性溢れる魅力的なキャラクター、バイクを含むアクションシーンなど、探偵もののドラマとしての完成度はかなり高め。

それこそ子供から大人まで、特撮ファンから普段特撮を見ない人まで誰もが楽しむことができます。

 

以上、特撮「仮面ライダーW」の感想でした。

仮面ライダーシリーズって、どの作品から見ればいいの?」という方にはもちろん、「小さい頃見ていたけどどんな感じだったっけ?」という方にも、ぜひもう一度見ていただきたい作品となっています。

最後に、街を泣かせる悪党に彼らが永遠に投げかけ続けるあの言葉で締めるとしましょう。

さぁ、お前の罪を数えろ!

爆上戦隊ブンブンジャー 視聴

2024年3月〜2025年2月にかけて放送された、爆上戦隊ブンブンジャーの視聴が完了しました。

【概要】
  • 放送形態:4クール
  • エピソード:全48話
  • ジャンル:特撮テレビドラマ
  • キャッチコピー:「気分ブンブン!新時代をバクアゲろ!」
  • 話数カウント:バクアゲ○○(数字)
  • サブタイトルの法則:特になし
  • 視聴方法:地上波(テレビ朝日系列)

久しぶりの王道戦隊が帰ってきました
◆◇◆イントロダクション(公式サイトより)◇◆◇ 

みんなが大好きな《クルマ》

 

そんな《クルマ》をかっこよく乗りこなすレーシングスーツを着た《ヒーロー》の名は…爆上戦隊ブンブンジャー!

 

ブンブンジャーのメンバーは、みんなクリエイティブでプロフェッショナル!

 

ブンレッドは、開発と改造のプロフェッショナル

ブンブルーは、情報集めのプロフェッショナル

ブンピンクは、運転のプロフェッショナル

 

スーパーマシン《ブンブンカー》を自分で作って変形!

仲間のクルマ型宇宙人《ブンドリオ・ブンデラス》とコンボし、爆上合体した《ブンブンジャーロボ》で限界突破!

 

ブンブンジャーは新たなメンバーを増やして、様々な惑星を襲う大宇宙侵略大走力団《ハシリヤン》と戦う!

 

気分ブンブン!自分の人生のハンドルは自分で握る!

新しい時代を爆上げる、大胆不敵で超前向きなヒーローがここに爆誕

 

ブログを再開してから、初の特撮感想記事となります。休止期間もYouTubeなどでスーパー戦隊仮面ライダーの作品を多く見ていましたが、ようやく書くことが出来ました。直近だと2020年11月の仮面ライダーウィザード以来、4年半ぶりですね。

現在は以下の作品を視聴中であり、終わり次第これらも記事にしていく予定です。YouTubeでは他にも仮面ライダーカブト動物戦隊ジュウオウジャーが配信中ですが、見れていません。また最初から配信されるのを待つとしましょう。

 

【2025年6月11日時点での視聴中作品】

仮面ライダーガヴ(地上波)

仮面ライダーW(BS松竹東急)

仮面ライダービルド(YouTube)

仮面ライダークウガ(YouTube)

特命戦隊ゴーバスターズ(YouTube)

・ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(地上波)

特捜戦隊デカレンジャー(YouTube)

 

全体的な感想

第1話を見終わった時に「そうそうこれだよ、これがスーパー戦隊だよ!」という言葉が出そうになりました。僕がテレビでスーパー戦隊を録画し始めたのがゼンカイジャーからだったんですよね。その後ドンブラザーズ、キングオージャーが放送されましたが、良くも悪くもぶっ飛んだ感じの作品が続いている状態でした(今見ているゴジュウジャーも現時点で癖が強いです)。

しかしこのブンブンジャーは違います。メンバーの主な活動拠点があり、そこにロボも格納されている。どこか憎めない悪役が、ごく自然なノリで怪人を生み出して暴れる。そこに駆けつけたメンバーが変身して、名乗りを上げる。敵が巨大化した時のロボは派生形態含めCGではなく、スーツアクターの人がいる。EDが流れてみんなが踊る。これこそお約束の王道戦隊と言えるでしょう。

なお最初のキービジュアルが発表された時に、僕はXで

とポストしていました。ある意味合ってた。

 

良かった点

追加戦士も含めて、今作のキャラクターには全員「○○屋」という二つ名が設定されており、それぞれがちゃんと役に立ったり、助けになったりしています。作品のテーマでもある「自分のハンドルは自分で握る」「誰かの大切なものを届ける」というのも、物語の中でドラマとしての深みを与えていました。

また、歴代スーパー戦隊とのコラボも複数回行われました。前作のキングオージャーでもキョウリュウジャーのキャラが出演していましたが、今作ではゴーオンジャートッキュウジャーゴーカイジャーのキャラが登場。その代わり人数は絞られ、1人または2人での出演となっていますが、代役ではなく当時その役を演じていた本人(しかも声のみではなく、顔出ししてゲスト出演)なのは良かったですね。

 

気になった点

中盤以降はコミカルな話は少なくなり、敵と内通している身内の黒い一面や、事情によりメンバーが一時的に離脱するという展開がありました(離脱時にはOPも変更あり)。さらに終盤ではその身内や敵にボコボコにされる、市民から敵意を向けられるなど、子供向けには少々重たい話となっています。

その終盤〜最終話までのストーリー自体もかなり面白かったんですが、ちょっと詰め込み過ぎているなという印象でした。というのも次作のゴジュウジャーが2月中旬から始まった影響で、年明けから最終話まで6話分しかなかったんですね。ゼンカイジャー〜キングオージャーだと8話分あったので、2話分削られた形になります。もしもう2話分多くあれば、この詰め込み具合も少しは解消されたのかもしれません。

 

点数

85点

とはいえこういったシリアス系のストーリーは好きなので、この点数とします。これまでテレビで見たスーパー戦隊の個人的な評価は、現段階で以下の通り。

キングオージャー ≧ ブンブンジャー > ゼンカイジャー > ドンブラザーズ

残りの3作品については、いつかもう1度見終わった時にでも感想を書いていこうかな。手っ取り早く見直したかったらTTFCに加入するのもアリですが、果たして今の僕にその時間があるかどうか。…いや、ないな。

 

以上、特撮「爆上戦隊ブンブンジャー」の感想でした。

いくつかの気になる点はありましたが、それでもキャラやストーリー、アクションは魅力的でした。制作に関わったキャストやスタッフの皆さんに心からの感謝を。そして、最高にバクアゲな作品を届けてくれてありがとうございました。

麻雀のベスト和了3 役満編Ⅰ〜四暗刻〜

先日、2度目の親知らずを抜歯してきました。やはり一番辛かったのは抜歯当日で、そこからは前回と同じような対応でした。後は数週間後にもう一度病院へ行き、そこで抜糸をして終了ですが、その後も3〜4ヶ月に1回は定期検診をしていく予定です。やっぱり歯のケアは大事にしていかないといけませんからね。虫歯にはなりたくないし…。

1度目の抜歯については記事を書いているので、こちらからどうぞ。

 

さて、本題の麻雀に移ります。更新頻度が低すぎるせいで前回からまた時間が経ってしましました。今回からは役満編ということで、これまで僕が和了した役満の中で、珍しい・美しいものを紹介していきます。まずは四暗刻から。

役満の中で最も出やすいと言われているのが四暗刻です。実際、僕が初めて出した役満四暗刻でした。条件は単純で「暗刻(自力で3枚同じ牌を揃える)を4組作る」こと。必然的に門前となります。でも暗刻なんて中々揃わない上に、運良く聴牌してもロンだとダメ(単騎待ちの場合はロンでもOK)なので、自分で当たり牌をツモってくる必要があります。使う牌に制約はなく、どの牌で暗刻を作っても問題ありませんが、何だかんだで役満って感じの難易度ですね。

なお、今回に限りロンの場合の点数も記載しました。

 

第3位:一発ツモ四暗刻 32000+2000【東2局0本場/西家/門前/ツモ】

聴牌時には基本立直をかけます。単騎待ちの場合はダマテン

待ち牌:二筒・七筒

ロンの場合: 白 立直 対々和 三暗刻 ドラ4 10翻 倍満 16000+2000

麻雀において配牌は完全にランダムですが、まれに「あれ?この時点で高い手狙えるんじゃね?」ということがあります。14枚中10枚が萬子とかね*1。画像だと少し分かりにくいですが、このゲームではツモ切りした牌は少し色が濃い状態で出されます。ドラの場合は同じですが、この時はドラもツモ切りしていたため、何と3巡目の時点で一向聴の状態。そして8巡目で聴牌、9巡目で和了

ここで、惜しくもランク外だったのは「最速四暗刻(5巡目で聴牌、8巡目で和了)」、「最遅四暗刻(海底撈月)」、「嶺上開花四暗刻」「実質五暗刻(振聴の立直後にツモ)」です。下記の第2位・第1位はそのまま固定として、残る1つについてはこれらのうち、どれにしようかなと迷いました。考慮した結果、10巡目以内の一発ツモならいいかと思い、第3位にランクイン。もし最速のやつが一発ツモ(6巡目で和了)なら、そちらを優先していました。

 

第2位:清一色四暗刻 32000+2000【東1局1本場/西家/門前/ツモ】

ドラ3なのでダマテンのロンでも数え役満ですね

待ち牌:四筒・九筒

ロンの場合:立直 対々和 三暗刻 清一色 ドラ3 14 役満 32000+2000

門前で清一色を作ることすら難しいのに、どんどん同じ牌が集まってきてとんでもない聴牌となりました。暗刻になっているのが全て偶数というのもポイント。これで四筒を当てていれば「全ての偶数の筒子が刻子になった清一色」という一生やり続けても出ないであろう和了でしたが、下記の第1位で四筒を当てているのでよしとします。

基本的に役満役満同士でしか複合しないため、画像のような和了だったとしても「清一色 四暗刻」とは表記されず、親なら48000点・子なら32000点で固定となります。もしも青天井ルールだったら立直や門前清自摸和、対々和も付くので数千万〜数億点くらいになるのかな?箱割れもなしに設定しないとすぐに終わりそう。

 

第1位:三槓子四暗刻 32000+1000【東4局0本場/南家/門前/ツモ】

捨て牌がドラだらけになりました

待ち牌:四筒・七索

ロンの場合:白 立直 対々和 三暗刻 三槓子 ドラ2 or 3 10翻 or 11翻 倍満 or 三倍満 16000 or 24000 +1000

確率的に考えて、門前清一色より100倍くらい難しいのが門前三槓子です。何故なら暗槓を3回行い、かつその状態で上がる必要があるから。1回だけならそこそこありますが、2回になると途端に減り、3回に至ってはこれが唯一となります。結果はご覧の通りツモだったのでその役にはなりませんでしたが、実質達成できたようなものでしょう。もしロンだったら、間違いなく10翻編または三倍満編の記事で第1位にしていました。

後これを書いている時に気付いたんですが、全部筒子が待ち牌に入っていますね。試しにこれまでの四暗刻であがった牌を集計してみたら、筒子萬子索子字牌でした。字牌は7種類なので最下位なのは納得しますが、同じ9種類ある筒子と索子でも何故か1.5倍くらい違うというのは、面白い結果ですね。

 

以上、役満編Ⅰ〜四暗刻〜の紹介でした。

役満編はⅠ〜Ⅴまで書くことを予定しており、次回は数え役満編となります。三倍満ですら普通の役満より出ませんが、それより出ないのが13翻以上を必要とする数え役満。これは三倍満編でも書きましたが、翻数を重ねるにはドラがたくさん乗る」か「清一色または混一色の染め手+他の役やドラがそこそこ」というパターンに限られてきます。そんな中でもこれは凄いと思った和了を書いていきますね。

*1:これまでの経験だと、14枚中12枚索子だったり、白と中が暗刻で發が対子だったりということもありました

貯金300万突破とこれまでの貯金額

2025年5月の給与所得で、貯金が300万円を突破しました。まあ来月の家賃と生活費の引き落としで290万くらいになるんですけどね。

ちなみに2025年の支出も、先日ちょうど100万円を突破してました。

5年越しにようやく全盛期の残高を上回りました

5年前に就職祝いでお金をそれなりに貰ったという記事を書きました。

この時は具体的な値を書いていませんが、ざっくり言えばその時点(2020年3月)で通帳に80万+貰った通帳に200万=合計280万くらいだったんですね。で、そこから1ヶ月足らずで退職し、そのまま2年近くニートをしていて実家に帰省した時は10万も残っていませんでした。この期間は270万くらい浪費していたことになります。仕送りもたまにあったので、それを含めると300万くらいかな?

現時点では人生の中で一番無駄な時間を過ごし、無駄なお金を使っていた時期でした。帰省後の1年間は実家で勉強と就職活動をしていたので、残高はほぼ変わらず。

 

なお、ここら辺の経過は以前書いた記事があるので、詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

そして今の会社で働き始めて2年経ち、現在社会人3年目。現在の場所に引っ越した時にも10万ほどしかなかったので、2年ちょっとで295万貯金できたことになります。都内で一人暮らしにしてはまあまあよくやっている方じゃないですか?そもそも貯金があまりない人も一定数いるわけだし。

 

これかも貯金○○万円突破という記事は書く予定です。次は400万ですね。今年中には…行けるのだろうか?新型iPhoneとかSwitch 2とか買う予定なので、厳しいかもしれません。

松屋よりも松のやに行く回数が多くなった件

タイトルの通りです。それまでは外食といえば松屋だったんですが、ここ数ヶ月は松のやに行く回数 > 松屋に行く回数になっています。

先日はロースカツ丼を食べてきました。クーポンを使ったので60円引きの630円、さらに無料券を使い、ポテトサラダを追加しました。これは単体だと90円なので、実質150円引きですね!

基本は定食ですが、丼も時々食べますよ

なぜ行く回数が逆転したのか?理由はアプリのクーポンを使うと、お得な値段で定食や丼が買えるからです。

何度もお世話になってます

普通に注文すると700〜900円かかるところが、クーポンを使うことによって600円台まで抑えることができます。ささみカツ定食とチキンカツ定食に至っては、何と500円台(ロースカツ定食も500円台で買えますが、割引的にこの2つがお得)。定食を頼むとご飯と味噌汁のお代わりが無料なので、お腹いっぱい食べることもできます。

松屋にはこのようなクーポンがないため、そのまま800円〜なんですね。どちらがお得なのかは言うまでもないでしょう。というかここ1年は、値段が上がりすぎて松屋で定食を注文したことないですね。

 

ここからはクーポンではなく限定の話になってしまいますが、事前にチケットを受け取っていた場合に限り、本日5月7日から5月31日までロースカツ定食3種(トッピングポテサラ・味噌・鬼おろしポン酢)とチキンカツ定食4種(トッピングポテサラ・味噌・鬼おろしポン酢・タルタル)が驚きの500円ジャストで買えちゃいます!

こうなると、もう毎日通いたいくらいですね。ということで早速今日の晩ご飯で使ってきます。

葬送のフリーレン 視聴

2023年秋アニメの1つである、葬送のフリーレンの視聴が完了しました。

 

【概要】
  • 放送形態:連続2クール
  • エピソード:全28話
  • ジャンル:ファンタジー
  • キャッチコピー:「行こうか。人の心を知る旅路へ。」
  • 話数カウント:第○○話(数字)
  • サブタイトルの法則:登場人物の台詞
  • アニメーション制作:マッドハウス
  • 視聴方法:BS日テレ(2025年1月〜4月に再放送)

 

冒険の終わりから始まる旅路
◆◇◆イントロダクション◇◆◇(Amazon Prime Videoより)
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。

それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで"人を知る"ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、"人を知るため"の旅に出る。

その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。

 

年が明けたあたりから、テレビ番組を録画しているレコーダーの容量がいよいよヤバくなっていることに気付きました。そこで少しでも節約するために、「地上波やBSで再放送するアニメで、それまで1話も見ていないのがあれば、改めて録画し直す(元々録画していたのは全部消す)」という手法を取ることに。このアニメもその内の1つです。

ただ、BS日テレの深夜アニメに関しては2025年4月から画質がダウンしてしまっているため、この方法は使えなくなりました。Amazon Prime Videoも同じく2025年4月から広告入るようになってるし…。こうなると既にある録画を消化するしかありませんね。

 

全体的な感想

漫画や小説でよくある「勇者が魔王を倒すまでの物語」ではなく、「倒した後の物語」というのはありそうでなかった設定でした。だって普通は「道中色々あったけど、ラスボスを討伐して世界は平和になり、主人公とヒロインが結ばれてハッピーエンド」となりますからね。世界自体はそこで終わることはなく続いていきます。

主人公がエルフであり、勇者ヒンメルのパーティーメンバーでもあったフリーレン。出会ってから魔王を倒すまで10年かかっていますが、エルフにとっての10年はあっという間。しかし時が経ち、仲間の死を経験することで人間を知るために、途中からはある場所へ到達するために旅に出ることになります。

 

良かった点

旅を通して仲間となるフェルン、シュタルク、ザイン。回想で描かれるヒンメル、ハイター、アイゼン。そして旅の途中で出会う人たち。彼らの言葉や行動の一つ一つが、フリーレンの行動や心情に影響を与えており、キャラクター同士の関係性が丁寧に描かれていました。

独特だったのは、作中に登場する魔法ですね。創作でよくあるのはそれっぽい英単語を詠唱→魔法の発動となりますが、この作品だと「○○魔法」で統一されており、ルビも英語ではなく、あるものとないもので分けられています。登場人物の元ネタはドイツ語のため、こちらもドイツ語かと思いきや違うみたいですね。

例:人を殺す魔法ゾルトラーク)服従させる魔法アゼリューゼ)

ただ、中にはネタとしか思えないような魔法もいくつかありました。服が透けて見える魔法とか、服の汚れを落とす魔法とか。この世界の魔法は何でもありなのかもしれない。

 

気になった点

2クールよりちょっと長めの全28話で原作漫画6巻分+7巻の3分の1なので、物語の展開的にはややスローペースです。僕はBS日テレの再放送で毎週2話連続放送での視聴でしたが、それでも「ゆっくり進んでいくな」と感じました。1話ずつ見るよりは、一気にまとめて見た方がいいかもしれません。

また、ファンタジーだからといってアクションがメインに置かれているわけではありません(後半は魔法使い試験編となるため、ある程度は増えますが)。それを期待して見始めると、物足りなさを感じる可能性はあります。ただ、アクションシーンのクオリティ自体は高いです。

 

点数

80点

テーマやキャラクター、ストーリーなどが丁寧に描かれており、ギャグありシリアスありの作品です。単なるファンタジーアニメではなく、旅の途中での「人生や人との繋がり」について深く考えさせられました。これは原作が人気なのも頷けますね。

 

以上、アニメ「葬送のフリーレン」の感想でした。

人気もあって既に第2期の制作が決定しており、2026年1月から放送予定です。個人的にはもう少し物語がサクサクと進んでほしいところですが、原作のストック的に厳しいかな。休載もちょくちょくあるみたいだし、第1期と同じくらいのテンポになりそうですね。